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有利子借入れ

「有利子借入れ」とは、債務を一本化し金利の低い金融機関等から借り入れる方法である。多重多額債務の場合、返済期日が複数でかつ金利もまちまちであるため、自分がいつ、いくらをどの金融機関に返済すべきなのか、また返済はいつまで続くのかをすべて理解することは不可能に近い。仮にすべてを理解していても、返済に追われる日々になっていることは確実である。それだけに、複数ある借入先を一本化し、できれば低率のローンに組み替えることにより安定した返済を行うという方法がこれである。

有利子借入れについては、多重多額債務者の場合は信用リスクが高いので貸し付けてくれる金融機関はないのではないか、という疑問が生じるであろう。しかし現在では、多重多額債務を一本化する「おまとめローン」と一般的にいわれる商品を多くの金融機関が取り扱っている。この「おまとめローン」は、長崎県民信用組合の「ほうれんそう」という商品がその始まりだといえる。同信組は1996年に「お金の病院」なる部門を置き、お金に関する相談を始め、顧客ニーズに合わせた新しいローン商品を提供し始めたが、その1つがこの「ほうれんそう」という商品である。

現在、この商品は「生活再建ローン」という名称で取り扱われている。「おまとめローン」が世間一般に広がるきっかけとなったのは、東京スター銀行が取り扱っている「スターワン借換ローン」である。主な点を取り上げてみると、まず借入金額は30万円以上1000万円以下であるが、申込み時のローン残高(「お使いみち」に記載されている金融機関からの借入れ)の範囲内とされている。すなわち、複数ある借入れを一本化するのが目的であるから、それ以上の融資は行わない。

また、借入期間は7年と比較的長い。また保証会社の保証が受けられることが条件となっている。このおまとめローンは、いまや全国の銀行・カード会社等、さまざまな金融機関やノンバンクが取り扱っている。おまとめロードを利用する場合には、どの金融機関等から借り入れるのかをはじめ、金利・返済期間といった条件のほか保証の有無や保証の内容など、債務者にとって負担の少ないものを選択する必要がある。